先日「うつ病と食事」を題材にしたテレビ番組で、「噛む食事が大切!」ということを言っていました。
野菜と果物で作るスムージーを朝食として摂ることが最近流行っていますが、専門家によると、スムージーだけではなく何か噛む食事を一緒に取るほうが脳に良いそうです。
そもそも噛むことと脳にはどんな関係があるのでしょうか。
最近、噛むことが脳にもたらす影響が注目されているようです。
歯の根元にある「歯根膜」という組織と脳神経のひとつである「三叉神経」がつながっていて、噛む刺激が直接脳に伝わるそうです。
噛む ⇒ 脳に≪刺激≫ ⇒ 脳の細胞が活性化! ⇒ 脳の血流も良くなる^^
というわけです。
噛む事によって「運動」「感覚」「記憶」「思考」「意欲」など脳のいろいろな部分が活性化されるそうですよ。
認知症のお年寄りには、歯の少なくなってしまった方や噛み合せの悪い方が多いそうです。
逆にしっかり噛んで食事をされているお年寄りには、元気な方が多いとのこと。
よく噛むことは私たちの脳のためにとっても大切なのですね!
ただし、よく噛めばそれで良いというわけではなく、以下の条件をクリアした上でよく噛むことが大切だと思います。
・ 噛み合せの良い歯で噛む
・ やわらかい物より、歯ごたえのある食べ物を食べる
・ 左右均等に歯を使う
特に噛み合せの悪い歯で噛んだり片側の歯で噛む癖があると、顔や身体全体の歪みを引き起こす恐れがありますし、三叉神経の働きも悪くなる可能性があります。
このような状態でいくらよく噛んでも、元も子もなくなってしまいますね。
逆に、噛み合せの悪さは背骨の歪みからくるケースもよくみられます。
背骨が歪んでいる ⇒ 背骨に乗っかっている頭蓋骨も傾く ⇒ 頭蓋骨と下顎を繋いでいる顎関節が歪む
その結果、噛み合せが変わってきてしまうのです。
骨盤と背骨の歪みを整えると自然に噛み合せも正されることはよくあります。
カイロプラクティックで背骨と骨盤のメンテナンスをして、歯医者さんで歯のメンテナンスをして、毎日食事をよく噛んで美味しく食べること。
これで年を重ねても脳も身体も元気でいられますね!